篆刻・刻字・書道家:清水路石(しみず ろせき)
<プロフィール>
昭和十八年 東京都出身 師、酒井康堂
昭和四十一年度 第九回日展初入選
尚古印社主宰 読売書法会幹事 日本書道学院客員審査員
四十数年前、多くの人がそうであるように、私も 師匠の真似をしておりました。
それに対しての師匠の評は、いつも 「真似をするならもっと上手く真似をしろ」でした。
そんなある日、私にも自信作が出来ました。
師匠は一目それを見て「まあ良いだろう」と言ってくれましたが、
その後「これは俺の作品だ、お前のではない」 この一言が今の私の原点です。
■書








・心華(8種)

・独往
■篆刻

・家有賢妻丈夫不遭横事

・萬古清風
本来の篆書をかなりデフォルメしてしまいましたが、
そよ風の中、空中をゴンドラがゆく景色をイメージして刻した印で
数の中には、このようなものもあってよいのではと思います。
■刻字

・千字文(210㎝×110cm)
文字の検証、練習、全体の構成等に5年くらいの時間がかかりました。
これによって、篆書千字文の書作品を揮毫しました。
それを土台に、この刻字作品を仕上げました。
刻する事に要した時間は、10ヶ月くらいです。
刻した物であっても書作品として良いかどうかが問題です。
作者としては、書作品として見て頂きたいと思っております。