2009年 友人・知人からのメッセージ

デジタル復元師 小林泰三様 
wowow番組「美術のゲノム」企画・出演  光文社新書「日本の国宝、最初はこんな色だった」
日本美術の復元をしていると、昔の日本人が、いかに美術を身近に、そして「体感しながら」楽しんでいたかが分かる。例えば絵巻物などは、自分の手でスク ロー ルすることによって、自分でストーリーを展開し絵の世界へと入り込んでいく、エンターテイメントのツールになっている。
私がこの「すかし絵書」に出会ったとき、まさしく日本の伝統にのっとった「体感する美術」であるのを痛感した。見る人は移りゆく「書」と「絵」の揺らめきの中に漂い、自らのストーリーを紡いでいく。現代のメディアを巧みに取り入れながら、伝統の表現を継承する。
私はここに日本美術の新しいあり方を見、感動を覚えるのである。

古文書撮影・マイクロ写真士 吉田明彦様   国宝や重要文化財などの古文書撮影
静かなまなざし。彼の絵からはそんなものを感じます。彼は人よりも多くのものを見ているのかもしれません。そして、その中から大切なものだけを形にできるようですね。「画家」ではなく「絵師」というところに彼の生き方を感じます。
これからどんな絵を描いていかれるのか、楽しみです。

元集英社 写真室室長 今津勝幸様   代表作:高倉健写真集「想」 
とうとう重い腰を上げましたか。
2年くらい前かな? 最初に作品を見た時は、「発表なんてしない」って言ってたけど。
個展、それでいいんだよ。少なくとも僕は絶賛してるんだから。応援するよ、頑張ってください。

歌手 井上あずみ様    代表作:君をのせて、となりのトトロ、さんぽ
悠神さんとは10年来のお友達で、絵も描くことは知っていたのですが主に作詞家・ 音楽プロデューサーとしてのお付合いだったので、まさかこんなに本格的な美術家としての顔も持っていたなんてビックリです。
今回の個展では、絵と書が織りなす新しい世界が観られることを、とても楽しみにしています。